国境なき劇団は、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震を契機として立ち上がった舞台芸術団体です。大阪のDIVE、仙台のARCT、熊本のSARCKの三団体により、2018年に第一回を実施した「The First Action Project」(略称:TFAP)を経て結成。上記三団体を核とし、活動に賛同・協働する日本全国の演劇人や劇場、舞台関係者などで構成される非営利団体です。

NPO法人大阪現代舞台芸術協会は、前身となる関西演劇人会議を経て、阪神淡路大震災を大きな契機とし、主に関西小劇場に属する舞台表現者たちによって1997年に設立。設立当初は、「演劇人同士のネットワークづくり」を主目的としていたが、時代が進むにつれ、より活動の幅を広げる必要性を感じ、2005年にNPO法人化する。現在は、大阪に限らず様々な地域の演劇人とネットワークを築きながら「創造環境の整備と舞台芸術の一層の社会化に寄与すること」を目的に活動している。 

https://www.ocpa-dive.com
東日本大震災からの復興を進める活動や対話の中で感じた、人々の表現力、想像力、再生力を信じ、日常の営みの中でアートが多様な価値を創造し、結果、個人が生きる力と心の豊かさを得ることが出来るという認識のもと、それらの繋ぎ手となるべく設立。既成概念にとらわれず、地域、ジャンル、立場を超えた多様な人々がアートを楽しめる、有機的なネットワーク環境を整備し、新しい縁や知をひらくことで、社会や文化に寄与することを目的とする。

http://arct.jp
平成28年熊本地震発災の1ヶ月後、熊本の演劇人有志が集いアートにより、ひとやまちの再生・復興に寄与することを目的に設立。避難所開設期間中は演劇やダンス的手法による体操、傾聴、カフェなどを実施。仮設団地では子どもたちとの表現あそびを中心に活動を展開し、落語会や演劇上演なども行う。震災を機に始まった「益城(ましき)こども劇団」の立ち上げにも関わる。被災という、日常と非日常が反転する状況下での、“非日常(演劇的虚構)”による“日常(笑顔、心の安らぎ)”の取り戻しに注目している。

https://www.facebook.com/SASHIYORI.Art/

国境なき劇団の活動

①次なる災害に向けた取り組みー事前復興ー

過去の災害時の知見を共有し、今後起こりうる大規模災害に向け、迅速かつ、継続的活動としていくためのネットワークを形成します。

《伝えるーarchiveー》 
甚大な被害をもたらした震災に直面し、心のケアのために演劇的手法で実践してきたこれまでの事例をまとめ、被災地での活動にあたり必要な人が必要な情報を受け取れる仕組みを整えます。

《伝え・ともに考えるーworkshopー》
被災地で緊張した心と身体を解くため、実践してきた内容を体験するワークショップを開きます。ご要望に応じ、大規模地震を想定した劇場での避難訓練をワークショップ形式で組み立てることも可能です。ご相談ください。

《つながるーnetworkー》
日本各地で自然災害が頻発する近年。現状、どこでどんな大規模災害が起きてもおかしくないことが周知のものとなりました。被災地の状況に応じて迅速に活動を始め、継続的活動を可能にするために、活動に賛同し協働する演劇人、劇場のネットワークを全国に拡大していきます。

②大災害が発災したとき

《寄り添う―live together―》
有事の際に、被災地で被災者の心のケアのために活動する演劇人を「国境なき劇団」が支援します。被災地域の要望をもとに、事前に築いたネットワークを活かし「国境なき劇団」からも人材を派遣します。

まる一日ミーティング(熊本)

メンバー ー 四十七士つながるプロジェクト ー

日本各地で自然災害が頻発する近年。
どこでどんな大規模災害が起きてもおかしくないことが自明のこととなりました。
被災地の状況に応じて迅速に活動を始め、活動の継続を可能にするために、協働する演劇人、劇場のネットワークを全国47都道府県に拡大していきます。

四十七士

八巻寿文|震災の前から思うところ「国境なき劇団」

2022年3月22日 国境なき劇団キックオフミーティング第1部にて
東日本大震災当時、せんだい演劇工房10-BOXの工房長だった八巻寿文より、「国境なき劇団」についてお話させていただきました。

ヤマキさんのスピーチ