令和6年能登半島地震における活動記録【番外編】能登半島地震に関する手記のご案内
能登を訪問する中で、能登半島地震に関する手記やそこでの活動を本にした方々と出会いました。
珠洲市に移住して活動を始めた若者たちが「離散しても必ず珠洲に戻る」という強い思いで出版しているものです。
以下の2冊をご紹介します。
①「地震日記 能登半島地震発災から五日間の記録」鹿野桃香 1,000円
②「額装 創刊号 <話題>わからない」 3,000円
①「地震日記」はフォトグラファーである鹿野桃香(鹿野モモカ)さんが能登半島地震発災から5日間を記録した日記で、最初は自分の覚書きのためのメモだったものを纏めて本にしたものです。被災した自分自身の反応や視線を興味深く俯瞰して書き綴られています。
②「額装」は中田文化額装店が発行する雑誌の創刊号です。中田文化額装店(通称「ガクソー」「GAXO」)は、NPO法人ガクソーが運営する、アートとデザインを通じて自尊心を育むみんなの居場所を作る活動拠点のことで、この雑誌は、そこに通う人やそこでの文化的な風景が文章や写真で綴られています。写真は鹿野桃香さんが手掛けられています。
鹿野さんは「地震日記」の発刊について、このように語っています。「書き始めは自分のためだけのメモでしたが、心配してくれている親しい友人に『こんなことが実際に起きていたんだよ』と、聞きづらいだろうことに応えるためにZINE(個人出版)を作りました。個人的な視点だからこそ伝わるものがあるし、本を出すことで、この出来事に長く向き合えるようにしたい」
大切なものを失い無力感にさいなまれる中、そこに創造が宿ると感じる一瞬があります。
数年後に書いたらおそらく薄らいでしまうであろう「確かさ」を「地震日記」は持っていますし、「額装」は、珠洲に移住した若者たちの自由さをはぐくむ能登の空気感を身近に伝えてくれます。
まずは手に取って本の感触を確かめてください。 たくさんの目や手に触れるほど、うるおうような何かが現地に届くはずです。
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